マークカスタム(Mark Custom)からすでに4枚の作品集CDが出ているので、すでにご存知の方も多いかもしれない作曲家チャールズ・ブッカーJr.(Charles Booker Jr.)。2014年にはロジャー・シチー(Roger Cichy)との最新作コンピレーション盤も出ています。
ですが4枚の作品集は2007年から2011年にかけてバッと出てその後音沙汰なしなので、ご存知ない方も多いかもしれない、というところにブッカー氏から色々と情報が届いたのでご紹介です。
ブッカーは1952年、アメリカのテキサス州サンアントニオ生まれで、いまでもサンアントニオに住んでいます。
アメリカ陸軍の元バンドマスターで、アーカンソー大学フォートスミス校(the University of Arkansas – Fort Smith)の元助教授でもあります。そこではジャズ、バンドのディレクターを務め、音楽学部の学部長も務めていました。教師としてトランペット、バンド、ジャズバンド、コンボ、指揮法、音楽理論、オーケストレーションと作曲について教えていたようです。
作曲をハンク・レヴィ(Hank Levy)、スティーヴ・ストランク博士(Dr. Steve Strunk)、ジェームズ・バレンティン博士(Dr. James Balentine)に学び、指揮法をロバート・ガロファロ博士(Dr. Robert Garofalo)とロバート・ルストウィッツ博士(Dr. Robert Rustowicz)に学んでいます。
彼の作品は、アルフレッド、ケンドール、サザン、ウィンガート=ジョーンズ、ポテンザ、プリント・ミュージック・ソース、そして自身の出版社レクタ・ミュージックから出版されていて、世界中の学生バンドからプロバンド、その他アメリカの各軍楽隊などで演奏されています。
アメリカ陸軍フィールド・バンドにいた頃、副指揮者として、またジャズ・アンバサダーとして1993年に来日しています。(トレンチコートを着た渋い写真が送られてきましたがおそらくオフィシャルではないので公開しないでおきます)
2006年にフォートスミスの「Mayor’s Honors to the Visual and performing Arts」、2008年にサンアントニオの「Pillars of Character Award」、2009年に「the Arkansas Arts Council Award」を受賞しています。
陸軍時代にあちこち飛び回っているようですが、なんとなくテキサスにブッカーありという感じなんですかね。
作品も多いのですが、比較的最近の作品はPrint Music SourceやLecta Publications(ブッカーのセルフパブリッシング)からの出版です。
セルフパブリッシングの楽譜が多かったり、大手出版社に預けている作品が少なかったりするので最近はあまり目にしないと思いますが、ジャズの影響が見られる独特の作品が魅力的なので、ぜひチェックしてみてください。
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